見積もり比較がカギ!悪質な引越し業者の見分け方
引越し比較サイトを利用して紹介される引越し業者は、基本的には、しっかりまじめに運営されている業者ばかりです。なぜなら、引越し比較サイトの独自審査基準をクリアした業者のみが登録されているからです。ですが、悪質な引越し業者が存在する可能性がゼロというわけではないと思いますので、悪質業者を見抜く一般的な方法をご紹介しておきます。
国土交通省の事業許可番号を確認!
引越し業務を行えるのは、国土交通省の事業許可を受けた業者のみです。国土交通省の事業許可番号は見積もり書に必ず記載することになっていますので、許可番号が記載されていることを必ず確認してください。もし、事業許可番号の記載がない場合は、記載してもらうように依頼しましょう。
ちなみに、国土交通省の事業許可をもらっている引越し業者は、緑ナンバーの営業用トラックを使用しています。緑ナンバー以外のトラックを使用している場合は違法業者の可能性が高く、要注意です。
見積もりに費用を要求する業者はNG!
「標準引越運送約款」によると、見積もりには費用が発生しないことが明記されています。にもかかわらず、見積もり時に「内金」や「手付金」などの名目で、費用を請求する引越し業者は悪質と言わざるをえません。
そのような業者に対しては、標準約款(やっかん)に違反していることを指摘して、丁重に追い返すことをおすすめします。
ダンボールを無理やり置いていこうとする業者はNG!
見積もりの打ち合わせのときに、まだ契約していないにもかかわらず無理やりダンボールを置いていこうとする引越し業者は要注意です。「サービスですから!」などと言って、親切のフリしてダンボールを置いていこうとするのですが、これは、悪質な引越し業者がよく使う典型的な手口です。
契約する前にダンボールを受取ると、受け取った時点で契約成立と勝手にみなして、キャンセル料などを請求してくるわけです。あるいは、勝手に置いていったダンボールをこちらの費用負担で返送するように要求されるなど、トラブルが絶えません。ダンボールは、業者を決めて、契約が成立するまでは、絶対に受け取らないようにしてください。