引越し業者のトラブル事例ー破損・紛失・手抜き・追加費用などー
引越しは、とても大掛かりな作業になりますし、トラブルが発生しやすいのは間違いありません。
- トラブルが発生しないような優良な業者を選ぶこと!
- よくあるトラブル事例を知っておいて対応策を考えておくこと!
以下に、よくあるトラブル事例をご紹介しておきます。引越し業者との打ち合わせのときに、これらのトラブルに対して、どのような保証をしてもらえるのか確認しておきましょう。
1.荷物の破損
最もよくあるトラブルが、運搬中に荷物が破損するケースです。家具に傷がついた、ガラスが割れた、ケーブルが切れた、ぶつけて故障した・・・。破損が想定されるような荷物については、あらかじめ、注意マークを掲示するなど対策しておくことをおすすめします。
なお、標準引越運送約款によると、荷物の破損については、業者の責任は3ヶ月で消滅することが明記されています。引っ越しが終わったら、破損がないかをすぐにチェックするようにしましょう。
2.壁や天井の破損
引越し業者の作業員さんには、さまざまなレベルの人がいます。まさに「職人」と呼べる達人レベルの人から、単に重たい荷物を運べるだけの人までいて、技術力に大きな差があるわけです。
職人レベルの作業員さんは、荷物を傷付けないためのあらゆる工夫をしてくれますが、単なる力持ちな作業員さんは、力任せに荷物を扱って、壁や天井を平気で破損させてしまいます。なので、見積もり書に、壁や天井が破損したときの保証について明記してもらうことをおすすめします。
3.到着の遅れ
特に、船便などを利用するケースでは、到着が大きく遅れることが考えられます。1日や2日程度ならまだしも、海外の場合などは、数ヶ月も荷物が行方不明になるケースがあるそうです。荷物の遅延が想定されるケースでは、見積もり書に保証内容を明記してもらいましょう。
4.非常識な手抜き作業
プロ意識を持った作業員さんが担当してくれるといいですが、単なるアルバイトレベルの作業員さんが担当するケースもよくあります。特に、費用を極端に安くしてもらった場合など、人件費の安い人しか来ない可能性が高く要注意です。
プロ意識のない作業員さんは、常識では考えられないような粗雑な作業をすることがあります。例えば、ダンボールを4階のベランダから投げるなど、周囲とトラブルになりかねない危険なことを平気でやったりすることがあるそうです。
最低限プロの作業員さんに来てもらうことを前提条件にして、価格交渉するのがいいと思います。
5.費用・契約に関するトラブル
見積もり比較をしている段階で、契約もしていないのに、ダンボールを無理やり置いていこうとする引越し業者には要注意です。ダンボールを置いていった時点で契約成立と勝手にみなして、他の業者と契約すると、キャンセル料を請求してくるトラブルが頻発しているからです。契約成立前の段階では、絶対にダンボールは受け取らないように気をつけてください。
さらに、引越しが終了した時点で、いろいろな理由で、追加費用を請求されることがあります。例えば、トラックで乗り入れることができなかったとか、エレベーターがついていなかったとか、このようなことがないように、打ち合わせのときに、念入りに条件を詰めて話し合うことが大切です。